スランプ』の連載と平行して描いた読み切り作品『騎竜少年(ドラゴンボーイ)』、『トンプー大冒険』(両作品とも『鳥山明○作劇場VOL.2』に収録)を基に、『ドラゴンボール』のネタを固めていった。 プロット段階においては『西遊記』の要素も取り入れると共に、「ボールを集める」というアイデアは『南総里見八犬伝』から…
338キロバイト (40,811 語) - 2023年5月10日 (水) 02:09
ドラゴンボールの最終回は、感慨深いものがありました。長年にわたって親しまれた作品が終わりを迎えるということは、ファンにとっては喜びと同時に寂しさが混じるものですね。しかし、最終回はしっかりとまとめられており、満足のいく結末でした。

1 冬月記者 ★ :2023/05/11(木) 12:40:44.18ID:/tBelPwC9
https://news.yahoo.co.jp/articles/27a189cd4def82240ef29ff862763694dcd1230a

『ドラゴンボール』最終回どう思う?  人気作がゆえの連載を続ける“難しさ“


 鳥山明の『ドラゴンボール』は日本漫画史に残る傑作であることは間違いない。週刊少年ジャンプが前人未到の約653万部を発行する原動力になり、雑誌発売日やアニメ放送日の翌日は、男子小学生の話題は『ドラゴンボール』一色だったのである。

 そんな『ドラゴンボール』だが、たびたび連載の引き延ばしにあっている。それはそうだろう。これほどのモンスターコンテンツを、出版社が止めさせてくれるはずがない。終了までには紆余曲折あったようだ。

 最終回は、魔人ブウの生まれ変わりであるウーブに修行をつけるべく、孫悟空が、一緒に天下一武道会を棄権して旅立つ……という、ちょっと中途半端な終わり方になっている。連載をリアルタイムで読んでいた読者は、あっけない終わり方に驚いた人も多かったようである。


 『ドラゴンボール』は、綺麗に終わるチャンスがあったのに、連載を延ばしたせいでたびたび終わり時を逃した漫画ともいわれる。では、どのタイミングで終わればよかったのだろうか。

 もっともよく指摘されるのが、天下一武道会でピッコロ(マジュニア)と悟空が対決、悟空が初の優勝を決めた場面である。天下一武道会は『ドラゴンボール』の中核を成す重要な大会である。今回の天下一武道会では悟空がチチと結婚したり、悟空が前回決勝戦で破れたライバルの天津飯に勝利したり、様々な伏線が回収されているそれまでに2度準優勝だった悟空が優勝を決めた。しかも最強の敵、ピッコロ相手に、である。

 こうして天下一武道会で優勝した悟空は、神様からの「神になれ」という依頼を断り、集った仲間たちに別れを告げて、筋斗雲に乗って悟空がチチと一緒に飛び立つ。最後のページを見ると、最終回に相応しい場面だったといえる。

 ところが、これでは終わらなかったのだ。平和な時代は長く続かず、サイヤ人戦、そしてフリーザ戦へと突入していくことになる。『ドラゴンボール』はサイヤ人戦、フリーザ戦へと続くと、より本格的なバトル漫画となり、シリアスな展開も多くなっていく。人気うなぎ上りで、ジャンプの部数もどんどん伸びていった。

 連載を延ばしたことは数字的には成功だったといえるし、フリーザ戦は多くのファンが熱狂しただろうから、やってよかったと思う。しかし、戦闘力のインフレ化が進み、クリリンでさえ準主役の座から徐々に転落してしまったのは残念である。

 もしフリーザ編が終わったところで最終回を迎えていれば、悟空が宇宙をも救ったということで綺麗にまとまっていたように思う。もしくはセル編で悟空から悟飯へ、世代交代が行われた場面か。読者のみなさんはどう思うだろうか。ただ、『ドラゴンボール』が無事に完結したのは本当に良かったと思う。毎週締切という猛烈なプレッシャーと戦いながら最後まで描き切った鳥山明氏は凄いとしか言いようがない。

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