大学病院(だいがくびょういん、英語名称:University Hospital)とは、総合大学の医学部や歯学部、あるいは医科大学の附属施設である病院。日本の政令等では大学の附属病院とも表現される。 大学病院は、基本的に医学と歯学における分野において、以下の「教育」「臨床」「研究」の3つの機能を持ち、組み合わせられて実践されている。…
14キロバイト (1,895 語) - 2023年3月18日 (土) 05:07
2000万円という数字には驚きましたが、エリート医師ならそこまで稼ぐこともできるのでしょうね。ただ、それだけの報酬を得るということは、常に高レベルな診療を求められるプレッシャーもあるのでしょう。

1 七波羅探題 ★ :2023/04/28(金) 07:26:08.92ID:ba04mrPQ9
大学病院で働く医師の給与は、一般的な民間病院の勤務医に比べると、極端に低水準である。

早瀬は、腹腔鏡手術の問題が明るみに出た翌年の2015年3月末に退職するとき40代後半で、肩書は大学の「助教」だった。助教といえば、かつての「助手」に当たる立場であり、准教授(旧称=助教授)や講師より下位になる。群馬大学関係者によると、40代の助教の年収は、人により多少の差はあるものの、500万円程度ではないかという。それに比べ、周辺の民間病院で働けば、年1000万~2000万円の収入が得られる。大学病院の医師と言えば聞こえはいいが、待遇は一般的な病院をはるかに下回るということになる。大学病院には難しい症例が集まりがちなことを考えても、一見、経済的には割に合わない職場と言えるかもしれない。

しかし、話はそう単純ではない。これを補うための裏技として、大学病院の医師は当たり前のように、関連病院でのアルバイト診療を行っている。医師のアルバイト料は一般の常識をはるかに超える高額なもので、群馬のような地方では特に、少なめでも半日で5万円程度は稼げるのが普通だという。群馬県内では医師不足に悩む地域もあり、地域病院は金を積んで何とか医師を確保する。関係者によると、安いほうで半日5万円前後から、夜間当直を含め丸一日で15万円という高額なアルバイト料が手に入る場合もある。そういう事情だから、週に2~3回もアルバイトに行けば、大学病院でも民間病院の常勤医に勝るとも劣らない収入を確保できるというわけだ。

かつて大学の医局には、研修医をはじめ若手医師が大勢おり、奴隷同然にこき使われたというが、そのおかげで大学病院が人手に困ることはなかった。しかし、2004年に新しい臨床研修制度が導入されると、医学部を卒業して医師免許を取得したばかりの医師が、大学の医局に所属せず自分の希望する研修先を選ぶことができるようになった。そのため、若い医師が魅力ある都市部の病院に流れ、それ以前のように、大学の教授が一手に人事権を握り、地域病院も含めて人材の配置を意のままに動*ことはしにくい状況になった。

その影響で、特に人材の確保が難しくなったのは地方の大学病院だ。困り果てて周辺地域の関連病院に派遣していた中堅医師を大学へ引き上げたことで、地域病院の医師不足が深刻化したという「副作用」も問題になった。

群馬大学病院もその煽りを受け、人材確保が難しくなっていた。若い世代の医師が、仕事が過酷になりがちな外科を避け、眼科や皮膚科といった比較的プライベートの時間が取りやすい診療科に集まる傾向から、外科医不足が進んでいたことの影響もあった。加えて、第二外科には、第一外科との対立や教授ポストをめぐる激しい抗争に嫌気が差して大学病院と距離を置く者もいたため、働き盛りの人材不足に拍車がかかったという個別の事情もあった。

「松岡先生はずいぶんアルバイト先を増やしたんですよ。『大学病院にいても結構稼げるよ』とアピールすることで、医師を集めようというわけです。医局員には、積極的にアルバイトをやらせていました」

これは、当時の第二外科を知る人物の弁だ。別の関係者によると、「年収2000万円稼げる」と話す者もいたという。

ただし、大学の常勤職員であれば、国家公務員に近い立場である国立大学法人職員という身分になり、アルバイト時間数は一般的に、一週間当たり8時間が上限とされている。

「第二外科の医師がアルバイトをしていたといっても、時間数の制限を超えてやっていたということはありません。あくまで認められた範囲内でのことです」

群馬大学病院の事務サイドはこのように説明したが、それは本当だろうか。実態はどうだったのか。

第二外科の手術日は、火曜日と木曜日の週二日だった。それ以外の曜日は第一外科が手術室を使うので、第二外科の医師たちは、外来診療がある時間帯などを除き、他の病院のアルバイトを入れて稼ぐのが普通だったという。火曜か木曜であっても、自分自身が手術に入らないならばアルバイトに出ることはできる。早瀬はグループのトップとして、アルバイトの差配も思いのままという立場だった。地域病院はアルバイト医師を確保できないと立ちゆかない。おのずと「労働条件」がよくなって不思議はない。たとえば年末年始なら、通常の1.5倍にアルバイト料をつり上げても、地域病院は応じるしかないのが現実だった。

※以下リンク先で

現代ビジネス高梨 ゆき子(読売新聞論説委員)2023.04.27
https://gendai.media/articles/-/108374

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