プロを目指す19歳の青年が、ゴルフ場の寮で自ら命を絶った。上司や先輩からの厳しい叱責が続き、労働基準監督署はパワハラによる労災と認定した。石川遼選手の父親が社長を務める棚倉開発の運営する棚倉田舎倶楽部での出来事だ。夢を追う若者の環境が、いつから「耐える場」になってしまったのか。この話が今、胸に刺さる。#棚倉開発 #パワハラ労災 #ゴルフ研修生

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事実を簡潔に。男性は小学生からゴルフに打ち込み、国体にも出場した選手だった。高校卒業後の2021年、プロテスト合格を目標に棚倉開発に入社。敷地内の寮で生活しながら、日中はボール拾いやキャディーなどの業務をこなし、終業後に練習を重ねていた。しかし入社から約1年後の2022年6月、亡くなった。遺族の訴えを受け、白河労働基準監督署は2025年3月、上司・先輩からの長時間の叱責や人格を否定するような言動が原因だと認定。業務指導の域を超えたものだったと判断した。

日誌には上司から「甘ったれんな」と赤字で書かれたコメントが残っていたという。寮生活で抵抗しづらい環境、プロを目指す重圧が重なった点も考慮された。

ゴルフ研修生19歳のパワハラ認定に見る人間関係の機微

スポーツの世界では「厳しい指導」が美徳とされがちだ。でもその線引きは、指導する側の目線だけでは見えない。若い研修生が「怒られすぎて何に怒られているのかわからない」と感じていたとしたら、それは指導ではなく、ただの圧力になってしまう。

実際に道場で似た場面を思い出したんです。フルコン空手の練習で、ある後輩が連続して技を外した時、先輩が声を荒げて詰め寄った。その瞬間、後輩の肩がわずかにすくみ、目が泳ぐ。僕は間に入って「今はフォームを確認しよう」と声をかけた。あの時気づいたのは、強い言葉が相手の「伸びしろ」を削ってしまうことだ。忍耐を教えるはずが、心を閉じさせてしまう。

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棚倉開発のケースでも、週に何度も続く1時間以上の叱責や「バカ」「家に帰れ」といった言葉が積み重なった。プロを目指す環境はもともとプレッシャーが強い。そこに寮という逃げ場の少ない生活が重なると、若者の心は一気に追い詰められる。以前、田中みな実さんが「余計なものを置かない」生活の理由を語った時も、心の余白の大切さを感じたけど(田中みな実の物最小限の本音)、ここでは「心の余白」自体が失われていたのかもしれない。

筋トレを続けていて気づいたのは、限界を感じたフォームを無理に押し通すと、怪我につながるということ。ベンチプレスで肩に違和感が出た時、僕は重量を落として基本に立ち返った。スポーツの指導も同じで、「もっとやれ」だけでは体も心も持たない。後輩のメンタルを守る機微を、指導者側が持つ必要がある。

石川遼父のゴルフ場で起きた若者の静かな叫び

遺族は損害賠償を求めて提訴する方針だという。会社側は現時点でコメントを控えている。石川遼選手本人の関与は報じられていないが、父親が社長を務める場での出来事として、業界全体に波紋を広げている。夢を追う若者が安心して挑戦できる環境を、どう作るか。ここが問われている。

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この話を読んでいてふと思い出したんですが、限界を感じた時に心の持ち方を見直すのに役立った本がある。Carol Dweckの『マインドセット』。固定的な「耐えろ」ではなく、成長できる環境をどう作るかを考えるきっかけになった。似た経験をした人なら、きっと響くはずだ。

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19歳の青年が残した日誌や言葉は、ただの被害報告ではなく、指導する側への問いかけでもある。あなたなら、若い選手や後輩にどんな声をかける? 厳しい指導と、心を守る配慮のバランスを、どう取ってきた経験があるだろうか。

#棚倉開発 #パワハラ労災 #ゴルフ研修生