美STのインタビューで長谷川京子さんが明かした、板谷由夏さん・吉瀬美智子さん・井川遥さんとの定期的な集まり。表向きは華やかな美女4人の食事会だけど、彼女が本当に求めているのは「ありのままの弱さ」を預けられる場所なんですよね。反抗期真っ只中の娘さんとの向き合い方を、静かに語るその言葉の端々に、僕は長年の組手で感じる「ガードが少し緩んだ瞬間の安心感」を重ねてしまいました。

「ご飯だよ」と呼んでも来ない娘 長谷川京子が4人で集まる理由の核心
長谷川京子さんの長男は高校生、長女は中学生。インタビューでは娘さんの反抗期をこんなふうに話しています。
「『ご飯だよ』と何回呼んでも来なくて、やっと来たかと思ったら、むすっと食べて、すぐ部屋にこもる。私が叱ると嚙みついてきますし。どうしたらいいかわからない(笑)。悩ましいです」
それでもメークの話をすると楽しそうに乗ってきて、買い物にも一緒に行く。母親としての自分を好きでいてくれているのは伝わってくる――。そんな微妙なバランスの中で、彼女が同世代の女優たちと集まる理由はシンプルでした。「子育ての悩みを愚痴ったり、刺激を貰ったりするため」。
きっかけは9年前のドラマ『セシルのもくろみ』。板谷由夏さん、吉瀬美智子さんと共演した縁から、由夏さんが井川遥さんを誘って4人の定期ご飯会になったそうです。俳優同士、ライバルじゃないとは言い切れない。でも「4人ともそれぞれキャラが違って面白い」。年功序列で長谷川さんがお店を決めることが多いというのも、なんか人間らしいなあと感じます。

「ありのままを見せる」と決めた独立後の変化 業界の機微と本音
3年前に独立したとき、長谷川さんは「大切なものは守るけれど、自分を作らず、ありのままを見せるって決めた」と言います。取り繕うと絶対にわかる。芸能界はいつどうなるかわからないし、辞めたいときもある。SNSの数字が減れば落ち込むし、悪意のあるコメントにダメージを受けることもある。
そんな不安なときこそ、楽しかったことやうまくいったことをメモするようになった。それがたまると成功体験になって自分を救ってくれる――。この習慣が、今の彼女を支えているようです。ポッドキャストを始めたのも「ありのままの私を知ってほしい」という思いから。お芝居やバラエティだけでは伝えきれない部分を、喋り好きの彼女は素直に発信し始めたんですね。
僕が20代後半の頃、フルコンタクト空手の道場で後輩のメンタルが崩れた場面を思い出します。試合前に明らかに緊張で肩が上がり、ガードが硬くなりすぎていた。無理に「大丈夫だ」と言うのではなく、一緒に軽くスパーリングをして「今のこの感覚、覚えておけばいい」とだけ伝えたんです。相手の弱さを否定せず、ただ共有する。長谷川さんたちが女子会でやっているのも、きっとそれに近い「弱さを預け合える場」なんじゃないかと思います。
以前、似たような人間関係の機微を感じた記事を書いたことがあります。吉瀬美智子さんの表情から読み解く「女優は武士」発言の裏側でも触れましたが、彼女たちのようなキャリアを積んだ人たちが、表の華やかさと裏の地味な葛藤をどうバランスさせるか。そこが僕はずっと気になるんです。

筋トレ25年で気づいた「限界を共有する」ことの価値
ベンチプレスでどうしても stagnate していた時期がありました。フォームを根本から見直したのは、ある日、いつも一緒にトレーニングする仲間が「俺も今、同じ壁にぶつかってる」と素直に言ってくれたときです。数字や見た目を競うのではなく、「今ここがきつい」と共有した瞬間、急に肩の力が抜けて、次のセットで今まで出せなかった重量が上がった経験があるんですよね。
長谷川さんたちが集まって愚痴を言い合うのも、きっと同じ。思春期の娘さんとの毎日は、まるで組手で相手の動きが読めない状態に近い。予測不能で、時に痛い。でもそれを「どうしたらいいかわからない」と笑って話せる相手がいるだけで、翌日の「またやってみよう」というエネルギーになる。
業界のトレンドとして、最近は「完璧なママ」や「完璧な女優」像が少しずつ崩れ始めている気がします。彼女たちの集まりは、その変化を象徴しているのかもしれません。ファンの反応も「こんな歳の重ね方をしたい」「美女軍団」と華やかさに目が行きがちだけど、本当に響いているのは「弱さを見せてもいい」というメッセージだと思うんです。
以前書いた井川遥さんの同世代女優との関係性から見る「心地よい友」の意味でも感じたことですが、急なお誘いで集まれる関係性って、実は相当な信頼がないと成立しません。パッと連絡して「いいよ」と言えるのは、日常の小さな愚痴をすでに何度も共有しているからこそです。
長谷川京子さんの言葉で一番印象に残ったのは「揺れ動きながらも調和を見つける、それが私の生き方」という部分です。思春期の娘さんとの毎日も、女優としての不安も、友人たちとの時間も、全部含めて「ありのまま」でいようとしている。
僕自身、筋トレを続けていて思うのは、限界を感じたときに「もう無理だ」と一人で抱え込むより、誰かに「今、ここがきつい」と正直に言える環境があるかどうかで、その後の伸びが大きく変わるということ。彼女たちの女子会は、まさにその「限界共有の場」なんだろうなと感じます。
あなたはどうでしょう。子育てや仕事で「どうしたらいいかわからない」瞬間があったとき、誰かに素直に愚痴を言える相手はいますか? それとも、まだ一人で抱え込んでしまっていますか?
この話を読んでいてふと思い出したんですが、限界を感じたときにマインドを切り替えるのに役立つ本があって。Carol Dweckの『マインドセット「やればできる!」の研究』を、自分がベンチプレスでフォームを見直した時期に何度も読み返したんです。成長思考を自然に身につけられる内容で、今でも時々手に取ります。
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