佐々木希の最近のインタビューやドラマ出演を見ていて、ふと気になったんです。夫・渡部建の影がまったく感じられない、あの落ち着いた立ち方。20周年の節目に俳優業が活発化している舞台裏には、いったい何があるんだろう。

2026年、デビュー20周年を迎えた佐々木希(38)。7月から日本テレビ系ドラマ「告白-25年目の秘密-」で、ヒロインの秘書を務めるシングルマザー・竹田泉役を演じている。6月には10年ぶりのカレンダーを発売し、10月には20周年記念イベントとフォトエッセイ『Natural』の発売も控える。活動が一気に広がっている一方で、夫のアンジャッシュ・渡部建をめぐる話題は相変わらず「反省ビジネス」のイメージが強く、地上波復帰も厳しい状況が続いている。佐々木希、渡部建との結婚報告「彼といる時は、とても穏やかな ...


7月に発売された女性誌のインタビューでは、7歳の息子と3歳の娘との慌ただしい日常が語られていた。夕方以降はお迎え、夕食、お風呂、宿題の連続で「ついつい叱ってしまう」こともあり、子どもが寝た後に反省する――そんな母親としての本音が自然に出てくる。でも、夫の話は一切出てこない。週刊誌の芸能担当記者も「不自然に感じるほど影がない」と指摘するほどだ。

佐々木希の表情に映る「一人で立つ」感覚

ドラマの中で泉役を演じるときの佐々木の表情が印象的なんですよね。眼鏡をかけて、サバサバしているようでいて、相手の変化にすぐ気づく鋭さがある。シングルマザーとして娘を育てながら秘書をこなす役柄は、彼女自身の「子どもを持つ親」という部分と重なると本人も語っている。でも、それだけじゃない。インタビューで「子育て中は日々いろんな感情があふれますね」と話したときの、少し疲れたようなのにどこか穏やかな目元。そこに、夫の影を頼らない強さがにじみ出ている気がする。

実際に道場で似た場面を思い出したんです。ある試合で、いつも組んでいた相手が急に体調を崩して欠場したことがあった。代わりの相手は初対面で動きが読めない。最初は不安でガードが固くなったけど、自分の軸足の感覚だけに集中して、相手の呼吸の乱れを拾うようにした。結果、予想外のタイミングで相手のバランスを崩せた。あのときの「パートナーがいなくても、自分の重心さえ確かなら動ける」という感覚が、今の佐々木の立ち方に重なるんです。

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渡部建の不祥事から6年近くが経ち、彼女は2児の母として家庭の軸を自分で支えてきた。母親から受け継いだ「東北魂」――一見柔らかいのに芯が強い――を子育てに活かしたいと語る姿は、ただの美談じゃなく、実際に生活を回している人間の実感だと思う。以前、別の女優のスキャンダル後の再起について書いた記事でも触れたけど、あのときの「周囲の視線を遮断して自分のペースを取り戻す過程」と、今の佐々木の歩みは似ている。

20周年で俳優業が活発化する本当の理由

カレンダー発売やイベント、フォトエッセイ『Natural』で「ここまで率直に話したのは初めて」と本人が言うほど、自分自身をさらけ出す動きが目立つ。ドラマでは「人間らしい黒さも含めた役をやりたい」と語っていた過去の発言が、今になって生きている。20代の頃のキラキラしたイメージから、母として、妻として、女優として「ありのまま」を出せる段階に来た証拠だろう。

筋トレを続けていて気づいたのは、フォームを修正するときに「誰かの補助に頼らず、自分の体の感覚だけを信じる」瞬間の大事さです。ある時期、デッドリフトで腰が痛くなり、トレーナーに頼らず動画を撮って自分で軌道を直した。最初は重量が落ちて情けなかったけど、正しい位置を体が覚えたら、以前より楽に上がるようになった。佐々木の俳優業の活発化も、そんな「自分の軸を再確認したあとの自然な広がり」なんじゃないか。

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業界の人間関係の機微で言えば、夫の存在が「話題の中心」だった時期から、彼女自身の仕事が単独で評価されるようになった変化は大きい。ファンの反応を見ても、ドラマのオフショットで共演者とハートを作る笑顔や、秘書役の鋭い観察眼に「信頼できるお姉さん」と好感が集まっている。過去に書いた「母役で演技が深まる女優たち」の記事でも感じたけど、子どもを持つ経験が演技に静かな厚みを加える瞬間が、まさに今の佐々木に起きている。

もう一つ、デビュー20周年を機に方向性を変えた芸能人の例を思い出すと、佐々木の場合は派手な転換ではなく「影を消して自分を前面に出す」静かなシフトだ。夫の影がまったくないのは、意図的に距離を置いているわけでも、隠蔽しているわけでもなく、日常生活の中で自然にそうなった結果に見える。

「影がない」ことの温かさと鋭さ

子育てで叱って反省する母親の姿と、ドラマで相手の秘密に気づく秘書の鋭さ。両方を同時に抱えられるのが、今の佐々木の強みだと思う。人間って強くなるんですね、と本人が語った言葉が、ただの精神論じゃなく、実際の生活と仕事の積み重ねから出てきたものだと感じる。

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この話を読んでいてふと思い出したんですが、似た経験をした人なら、こういう本が役に立つかもしれません。自分の軸を取り戻す過程を、武道の視点から丁寧に綴った一冊です。

あなたは、誰かの影がなくなった人の表情を見て、どんな印象を持ちますか? 「ようやく自分のペースになった」と安心するのか、それとも「何か欠けている」と感じるのか。佐々木希の今の立ち方は、どちらでもなく、ただ淡々と次の一歩を踏み出しているように見えます。20周年の先に、彼女がどんな「ありのまま」を見せてくれるのか、静かに注目したいです。

(ソフトマッチョ)