漫画家・北条司の代表作「シティーハンター」が、鈴木亮平主演で実写化され、Netflix映画『シティーハンター』として2024年に全世界配信されることが決定した。主人公・冴羽リョウ（けものへんに「寮」）を演じたいと以前から取材などで語っていた鈴木は、「これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です」と意気込んでいる。

　「シティーハンター」は、1985年から1991年まで週刊少年ジャンプにて連載され、単行本の累計発行部数が5,000万部突破した大人気コミック。東京・新宿を拠点にしている、無類の女好きで超一流スイーパー（始末屋）の冴羽リョウの活躍を描く。1987年にはテレビアニメ化され人気を博し、2019年公開のアニメーション映画『劇場版シティーハンター　＜新宿プライベート・アイズ＞』は興行収入15億円を超える大ヒットとなった。

　コミックは世界各国で出版され、これまで香港、韓国、フランスで実写版として映像化されてきたが、日本の実写映画化は今回が初となる。実際の新宿の街での撮影や、原作で表現される日本語独特のニュアンスなどを活かして、日本ならではの実写化を目指すという。本作は、Netflixが企画製作。監督は、『ストロベリーナイト』シリーズ、『累　－かさね－』、「危険なビーナス」などで知られる佐藤祐市が務める。

　物語の舞台は、現代の新宿。それに伴い、キャラクター設定もわずかにアップデートされるという。リョウの衣装はアニメ版のジャケット姿ではなく、原作漫画のロングコートが採用され、ステンカラーからタイロッケンコートへと変更となった。今回公開された写真では、愛用するコルト・パイソン357マグナムの撃鉄に指をかけ、シティーハンターの事務所で新宿の夜景をバックに佇む冴羽リョウの姿を見ることができる。

　主演の鈴木は、「この度、Netflix映画『シティーハンター』にて主人公の冴羽リョウ役を演じさせていただくことになりました。北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽リョウというキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます」と意気込む。